譲れない思い誰も邪魔できない

口癖は「推しがしんどい」

「Thunder」から感じること

私の勝手な憶測で勝手なことを勝手に(珍らしく真面目に)話し続けますが、お付き合い下さい。

 

 

 

大前提として、私は増田くんが大好きです。彼の歌う歌が好きだし、彼の作り出す世界観が大好きです。世界が裏切っても増田くんは私を裏切らないって信じて疑ってません(?)

知らず知らずのうちに私は彼を神だと思っていたのかも知れません。正直Skye Beautiful歌う増田くん見たときは「この人について行けば間違いない。」って本気で思った。だってあれはもう確実に神じゃん。民衆を導く神じゃん。降臨じゃん。

ただ、今回の曲で彼は神の不在を宣言しました。俺は神ではない。俺はみんなとおなじ人間だ。現実を突きつけられました。その通りだったんです。彼は私たちと同じ人間です。私たちと同じように彼にも生活があります。

 

NEWSを知ったばかりの頃、増田くんがプロのアイドルすぎて怖かったんです。「ほんとにこのひとこの仕事が好きで、こんなにやってくれてるのかな」って。知っていくにつれて、「本気でこの仕事が好きで、全てをかけてやってくれてるんだ」ってわかったんですけど、この曲を聴いてその時の気持ちを思い出しました。

 

Don't cover your ears.

 

「耳を塞ぐな。」というフレーズから始まるこの曲。つまり、「耳を塞ぎたくなるような話をするぞ」と。「今から君たちにとって聞いていると辛いかもしれないことを僕は歌うけどよく聞け。」と彼は最初に宣言するのです。私たちが聞くのが辛いということは、きっと彼も歌うのが辛いのです。彼も苦しみながらこの曲を歌うのです。

 

“Live in someone’s dream pretending to be someone real?”

 

「誰かの夢の中で生きて、それを現実とするの?」

全アイドルに通ずる話かもしれません。彼らには彼らの生活があります。それを全て投げ打って「アイドル」という職業をして、私たちに夢と希望を与えてくれています。特に増田くんはプロ意識が高く、私たちに私生活を見せてくれたことはありません。だって、住民票は火星とか言われる増田くんだよ?うちらが増田くんの何を知ってるよ。餃子好きで潔癖ってことぐらいじゃん?

 

彼も30歳を過ぎました。確かに普通に考えたら、結婚も視野に入れる年齢です。まわりにも結婚する友達や、パートナーがいる人が増えているでしょう。自分にはこの仕事がある。ただ、老後や親のことを考えたら現実も見なければいけないのだろうか。いつまでも「アイドル」でいいのだろうか。そんな葛藤が彼にあるのかもしれません。その悩みに対する答えが、

 

No! My life is MY LIFE!!!

 

です。人の夢の中で生き続けるわけじゃない。俺の人生は俺のものだ、と。彼はこのあとも「笑顔の裏で傷ついても自分でいられる。憐れむな。」と強がります。

だから彼は土砂降りの中で泣きながら私たちに聞いてきます。

「俺はまだ君の星でいられてる?まだカリスマ?まだ希望?まだヒーロー?」

そしてそんな中でこういうのです。「僕はいつの間にか消える、君たちにとって雷のようだね。」

私たちファンはこのタイミングでそんなことないよ!って言いたくなります。もう耳塞ぎたいです。もうしんどい。聞けない。聞きたくない。でも彼は言うのです。

 

塞がないで耳


彼は切ない一人語りを続けます。

 

「流行は常に変わっていく。何者だ?とすぐに問われる。風向きが変われば俺は何者でもなくなり、俺がいたことは色のない昔話に変わる。だからそのときまで、俺を感じていてくれないか。俺の話を耳を塞がずに聞いてくれているなら、俺のことをわかってくれているというのなら。」

 

もう聞いてんのしんどい!増田くんもこんなこと書かれる予定で歌ってないよねぇー!だよねぇごめんねえ書かせてねー!

 

ここから彼は叫び続けます。彼の心の奥底に眠り続けていたことを。

 

ダサい大人に なりたくなくて

周りにも 流されたくなくて

吐き出したい言葉 飲み込んで

たまには トボけたピエロも演じて

 

彼の周りには沢山の人がいます。彼が尊敬してやまない人も、彼が「なんなんだ」と思ってしまうような人もいるのでしょう。周りからは変な噂も沢山流れてくるはずです。

彼は人一倍言葉に気を遣います。誤解を与えてはいけないと、インタビューで答えた内容も一通り話して「やっぱ今のやめて。変えよう。」って言うような人です。ポロッとこぼした一言も「ねぇ今の酷かったかな?」と確認します。そんな彼だから、「吐き出したい言葉」を吐き出せばまわりに誤解を与えてしまう。心配をかけてしまうと飲み込んだのでしょう。そして、平気なフリをし続けていたのです。

 

私たちはそんな彼を誤解していたのかも知れません。彼は決してアイドルサイボーグではないのです。彼も私達と同じ人間なのです。

私たちのように泣き、私たちのように笑う。

 いつか俺は雷のように消えてなくなってしまう。だから今だけ。今だけ俺の思いを聞いてくれ。

 

そして彼はもう一度、泣きながら私たちにこう聞きます。

「俺はまだ君の夢でいられている?まだ栄光?まだ憧れていてくれてる?まだ幻想としてくれている?」

そして彼はこう言います。「この声だって遠くから聞こえる雷なんだろうね」

 

彼はもう声を出し尽くします。だから最後に私たちに向かって叫びます。まだ耳を塞いではいけません。

 

バイアス越しに 何が見えるの?

その情報 誰が流してるの?

破れる傘で 何を凌ぐの?

 

「バイアス」とは「偏り」のことを言います。つまり、「偏見を持ったまま俺を見る人に俺の何がわかるの?」その通りです。「こんなやつだ」と思って見てしまえば「こんなやつ」にしか見えません。そこに誰が流したかもわからない噂が流れてきます。彼は「誰が流したかもわからない情報信じるの?」と言っていたのです。彼も、私たちも、ボロボロになった状態で、何が正しくて何が間違いなのかもわからない状態で、この情報社会をどう生き延びるのか。彼を傷つける話も、私たちにダメージを与える噂もこの先たくさん出てくることでしょう。あることないことがまことしやかに囁かれる時代です。そんななか、彼のことを本当に理解し、彼のことを真髄まで信頼することが、私たちにできるのでしょうか?

 

この曲は、増田貴久の心の奥底に秘められ続けた思いを表すのだと思います。

NEWSというグループは全てをさらけ出してここまできたグループです。涙涙の復活コンサートといえば、他のグループのヲタクですら知る超有名コンサートです。あのオープニング色んな番組でn億回見た。いろんな番組で、たくさん辛かった気持ちを語り、沢山の人たちに大々的に「奇跡の復活」を知ってもらうきっかけになりました。「俺ら9人ら4人になったんすよ〜☆彡.。過半数いなくなっちゃって☆彡.。」って自虐もするようになった。

 

しかし、彼は隠すことでアイドルでい続けています。私たちは彼の何も知らない。さっきも言ったけど私たちの彼の知ってるのとといえば、餃子好きで潔癖ってことぐらいじゃん。だからこそ信頼して彼のことを好きでいられるところもあるのかもしれません。きっと彼もこの気持ちを言うつもりは無かったのでしょう。それでも、吐き出した。15周年のこのタイミングで。

 

1つ彼に伝えることがあるとすれば、「ありがとう」です。人一倍プロ意識が高い彼だから。いつか背負い込みすぎて私たちの前から姿を消してしまっていたかもしれません。その前に私たちに現実を伝えてくれ、自分の葛藤をさらけ出してくれた。私たちが初めて見た増田貴久の人間味です。

 

「人前に立つものだから」「プロなんだから」「非難されるのは仕方が無い」「身勝手なことを言われても仕方がない」

 

そう思われている今の世の中。彼のことを知ろうともしない人達が身勝手にものを言い、知らず知らずのうちに彼を傷つけていきます。きっとこれは彼だけの話ではない。

 

当たり前のように雨は上がるの?

 

私の大好きな本である「神様のカルテ」の中で、主人公の栗原一止が、後に妻となるハルに最初にかけた言葉が、「やまない雨はない」でした。しかしその「やまない雨」は当たり前なのでしょうか?

「人の噂も七十五日」と言います。他人から見るとその噂も、雨も、止むのでしょう。しかし、本人にとってその噂も、雨も、止みません。雨が上がるのは、振られ続けた本人にとって当たり前ではないのです。

 

 そんな振られ続けてボロボロになったものに、私たちができることはなんでしょう?私は側にいて、味方がいるんだと伝えることだと思います。「いつまでも好き」でい続けることはきっと難しいことです。現に私も何度か担降りを経験しています。死ぬまで好きなんてありえない。「何か違うな」って思うタイミングがあるかもしれません。それでもそのタイミングまでは「好き」でいるはずです。だからせめてその時まで、「あなたが好きだ」と。「あなたの味方だ」と。伝えてあげることが大切なのではないでしょうか。手段はなんでもいいんです。団扇の文字、ファンレター、番組や雑誌に送るメッセージ。

 

 

 

 

雨がやまないのならば、

私が傘を差し出せばいいのです。